信心の原点(上)を読んで
私は創価学会員であった頃、トランス題目(ひたすら早く唱える題目)を続けて以来、不眠症になってしまった。
当時はわからなかったが、多くの創価学会脱会者と交流し、多くの方々が不眠症やうつ病などに悩まされていた。
そんなとき、いったん、題目を辞めてみようと思い、一年ほど、題目を辞め、勤行もやめていた。
その数年後、創価学会勤行要典より、長行が削除されてしまい、全てやる気を失い、他門流へ行くようになった。
色々な題目の唱え方があるものだなぁと思いつつも、どういうわけか、あまり気乗りしなかった。
十年近く、題目を唱えていなかったが、マントラとして再度、チャレンジしてみたが、やはり癖が残っているのか、早い題目になってしまう。
先日、正宗寺院で勧誡式を受け、進呈として"信心の原点"という書籍の上下
を頂戴し、拝読させていただいた中に、題目について非常に興味深く、楽に題目を上げるご教示があったのでご紹介したいと思い、書いておきたいと思います。
信心の原点(上)
唱題の姿勢と心構え(14ページより)
唱題の姿勢と心構えについて、第59世日亨上人は、「お題目の唱え方は、
身に油断怠りなきよう、意(こころ)に余念雑念(よねんざつねん)なきように
ありたい。口より出す声は早口であったり粘口(ねばくち)であったりしては
ならぬ。落ち着いてしっかりと尻強(しりづよ)に中音に唱えねばならぬ。
唱える数には定まりがない。多くとも少なくともその人の都合であるが、
身体の方は両手を合わせて指先が鼻の下に向くように、目は確かに御本尊
と吾等(われら)と一体不二(いったいふに)に成るまで励ねばならぬ」
このように御指南されています。
私の経験で培った創価学会のトランス題目は宗門に違背する題目であり、
多くの会員をおかしくしてしまう題目であることがわかります。
三悪道四悪趣の輪廻を繰り返し、身も心も、全て破壊されてしまうのです。
創価学会の題目で苦しい、つらい、眠れない、などの症状がある場合、直ちに題目を中止し、創価学会から一日も早く離れ、しっかりとした日蓮正宗の寺院に所属すること
です。
多くの方々が日蓮正宗の信仰へ帰依し、苦しみから解放された方が多くいらっしゃいますので、まずは気軽な話しから、たわいのない話をお声がけください。
創価学会は一度、入会し、脱会すると二度目の入会はありませんが、日蓮正宗では
何度でもやり直しが効きます。
また、御本尊様を必ず受持しなければならないという規定もございません。
ご家庭の事情をしっかりと考慮してくださいます。
題目には功徳がありますが、魔の功徳と真の功徳は雲泥の差です。
しっかりとした題目を実践し、功徳を積む信仰を心がけてください。