研究に際しての下調べと資料収集

今回の研究は、石要関連の研究(大石寺要法寺)をテーマに進めています。

私はあくまで、在野研究であり、仕事をしながらの研究ですので、中々、現地に赴いて

現場の資料収集が難しいため、県史、市史の下調べをしたのちに、その県史、市史に掲載されない古文書を探し出し、その古文書にある内容と、論文のきっかけとなった古文書がリンクするという概念を持って、研究を進めています。

 

今回の研究であれば、要法寺の研究や要法寺覚書などを慶應義塾大学リポジトリより

取り寄せし、拝見させていただいており、この辺から、要法寺の成り立ちや、在り方などをみることができます。

 

もっとも大切なことは、藩によって時代の流れや制度が変わり、その影響によって

寺院の在り方も変化していきます。

 

そのことを踏まえ、研究しなければ、なんの意味もなしません。

 

例えば現在、令和になり、昭和の時代をこの令和の時代に話しても、その時代に生きた

人はわかっていても、平成に生まれた人にとって、"昭和ってなんなの?"

 

という意見が来るのは、当然です。

論文を理解し、読んでもらうためには、背景をしっかり書かなければならないと

自負しており、これは承認欲求ではなく、論文の趣旨を理解していただくために

重要な役割と考えております。

 

今後、何本、書くのか、わかりませんが、来年に一本出せればと考えております。

立正大学 仏教研究会にも所属させていただき、資料の収集もしやすくなり、新しい研究がこれからは進化として、出てくるのではないかと考えております。

 

査読においては、決められた先生がおりますので、先生方に査読はお願いしております。

 

また学友には批判反論者をやっていただき、その反論批判にどうお答えするかも、

練習をデモで行っております。

 

あたらしいリフレッシュな時代が公にされることは、学問向上の一途であり、私たち学徒の新しい道であると自負しております。

 

学術論文を書かれた先生方の研究発表に、感謝を⁴、日々、諸師の学説が進化することを切に希望しております。

 

そのために各論文集を下調べするのに非常に時間を要しました。

それは"既に書かれているじゃないか!!!"などの反論批判を避けるために、念入りに

下調べを行いました。

 

学問と研究とは日々、進化していますので、しっかり論文発表された文章はしっかり

読み込む必要があります。

 

研究諸氏の皆様、御健闘をお祈り申し上げます。

 

大心剣山 拝