2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

一道清浄と一月三星・心果清浄の事

一道清浄 一道とは衆生を悟りへおもむかせる唯一の真実の法理。清浄とは浄らかで煩悩の穢れをはなれているとの意で、あらゆるものの中に普遍的に存在している清浄無垢の仏性をさす。したがって一道清浄とはあらゆるものの中に清浄な生命の仏性があるという十…

創価学会員に思うこと

私は創価学会を辞めて、12年の歳月が経ちました。学会員の中にも、自らが創価学会員であることを隠し、仕事をされている方々が多くいます。 その中で特に目立つのが福祉関連の業務に携わる方々が多いという統計もあります。 私はそのような方々を学会員で…

日興「申状」

日蓮聖人ノ弟子日興重ネテ言上ス。/ 欲ス早ク対治シテ爾前迹門ノ謗法ヲ被ルレ立テ法華本門ノ正法ヲ者、可キ為ル天下泰平・国土安穏事ヲ。/ 副ヘ進ス 先師之申状等。一巻 立正安国論〈文応元年ノ勘文〉。一通 文永五年ノ申状。一通 同八年ノ申状…

宿屋入道許御状

其の後書絶えて申さず不審極り無く候。抑、去ぬる正嘉元年〈丁巳〉八月二十三日戌亥刻の大地震、日蓮諸経を引きて之れを勘へたるに、念仏宗と禅宗等とを御帰依有るがの故に、日本守護の諸大善神、瞋恚を作(な)して起こす所の災ひなり。若し此れを対治無くん…

非凡の人

腹が立つのには。当然のりゆうがあるだろう。理由もなしに腹をたてるのは狂気のさたである。 理由があって腹が立つのは普通の人。理由があっても腹を立てないのが非凡の人。かくありたし。 いかりをばしづむる時は世の海の波風とてもいとはざりけり 心には怒…

戊申詔書

明治四十一年(西暦1908年)の今日、戊申詔書が下された。現在、文明が日々発達し、東西の国々が助け合いながら進歩の恩恵にあずかっている。益々諸国との交わりを広め、友好関係を深め、ともに長く発展することを期したいが、めざましい進歩に寄り添って文明…

馬鹿者

人が自分の悪口をいうのを聞いて、自分の至らぬところに気づけば、大きな拾い物をしたようなものだ。悪口が見当ちがいなら、そんなことを言う者が馬鹿まるだしということだけのこと。まともに馬鹿者の相手になるのは、その馬鹿者に輪をかけた馬鹿者である。…

三徳

三つの徳。/ ①大涅槃に具わる法身・般若・解脱の三徳で、三徳秘密蔵という。一切に具わる真如としての法身と、真理を悟る智恵としての般若と、煩悩の束縛を離れ生死の苦界から脱却した解脱をいう。伊字の三点や摩醯首羅天の三目のように三徳一体とされる。…

苦難

つらいと感じたときには、他の人もそれぞれにつらい思いのあることを忘れてはならない。天は決して自分だけに苦を与えるのではない。 自分にあたる風は人にもあたり、自分を濡らす雨は、他の人をも濡らすのだ。 一筋にこころ定めよ浜千鳥いづくの浦も波風ぞ…

親子の愛

安政二年(西暦1855年)の今日、江戸で大地震があり、その際に藤田東湖は親を思う子の気持ちにまさるものは、子を思う親の気持ちだという。 お互いの思いやりがあってこそ、人間は万物の霊長と称されるにふさわしい。親子の愛は人類の愛の根源である。 明治天…

銭使い

天保六年(西暦1835年)の今日、天保銭が鋳造され、明治三十年(西暦1897年)の今日、金本位制が実施された。 金銭に淡白なのは誰しもほめるが、人からむしり取ったような金は湯水のように使っても誉めるんいあたいしない。額に汗して金をかせぐにしろ、義理を欠…