天を相手にせよ

明治十年(1877年)の今日、西郷隆盛(南洲)が城山で戦死した。以下、
西郷の言葉である。

(道)は天地ありのままの指針であり、人はそれに沿って歩むべきもの。
ゆえに、結局は天を敬うことが人生の目的。天は自分もまったく差別なく
愛するので、自分を愛する心で人を愛さねばならない。

人ではなく、天を相手にせよ。天に対して自分のありたけを尽くせ。
他人をとがめず、自分のまことが足りないのではないかと自問せよ。

※江戸時代後期から明治時代初期にかけての武士、軍人、政治家
(1828-77)薩摩藩の下級武士の家に生まれたが、明治維新の立役者の
一人となった。後に内乱を起こして敗北、自害した。

9月24日
武士道的一日一言
新渡戸 稲造