光陰矢のごとし

光陰矢のごとし。昨日まで青々としていた田も、今日は
すっかり色が変わり、山の木の葉も風に乱れて、余はまさに
秋の風情たけなわ。それにつけても、世のありさまはさておき、

私のせまい交際範囲の中でも、変化を数え上げればけっして
少なくない。

昨日見し人はと問へば今日はなし
明日また我れも人に問はれん

武士道的一日一言
新戸渡 稲造 著
9月30日